長い長い期間をかけて

そうしてやっと手術が行われても、このダイエットはそれで終わりませんでした。手術の1年半後にまた手術、理由はなんとたるんだ皮膚を切除するためでした。手術後300 kg から170kgまで体重が落ちたものの皮膚のたるみが歩行時に揺れて、疲労するらしいのです。一般人には想像の域を超えた感覚です。2回に分けて切除した皮膚の合計はなんと21.1 kg。これも果てしなくわからない感覚。
手術前後を合計すると、いったい何年かけたのでしょうか。当然です、それでも150 kgの減量は急激な変化なはずです。一般人が半年で10 kgも痩せた!と喜ぶのとはケタが違います。それはやはり並々ならぬ、人生をかけたダイエット。300 kgの体重が命にかかわるのなら、それを減量するのも命にかかわる壮絶なダイエットだったのでは?根性論だけでなく医学に頼らなければならなかったのは、きっとそういう意味の手術。スペイン人の彼、あなたが心配した小錦さんは命を落とさずがんばったみたいですよ。よかったね。

それでも小錦さんはまだ160 kg。160 kgのスケールはやっぱり元スモウレスラー。

スペインの彼の思いやりに+1!

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